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ミステリの祭典

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下戸は勘定に入れません

作家 西澤保彦
出版日2014年05月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 まさむね
(2026/02/23 21:38登録)
 作者が昨年11月にご逝去されていたことを今さらながら知るに至り、後悔と共に、長く我が家で積読状態であった本書を手にした次第です。
 ある一定の条件でタイムスリップする設定の連作短編。条件とは、同じ日付の同じ曜日に、同じ銘柄の酒をその場で一緒に飲んでいた…って感じ。自分一人ではタイムスリップできず、道連れが必ず必要。そしてタイムスリップするのは意識のみ…という辺りも特徴的。いかにも西澤先生らしい設定です。
 「その段階でも一緒に飲んだと言ってよいのか」という回答が最終的になされていたのか(私の読み方が甘かったのか?)とか、結末はあまりにオジサン願望が強く出過ぎていないだろうかとか、思わないでもないですが、総じて楽しく読ませていただきました。タイトルや表紙の印象とは違った内容であったことも、むしろ好ましいです。
 遅くなってしまいましたが、あらためてご冥福をお祈りいたします。

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