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ミステリの祭典

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蒼ざめた王たち
私立探偵スペンサー

作家 ロバート・B・パーカー
出版日1988年04月
平均点3.00点
書評数1人

No.1 3点 あびびび
(2013/12/03 14:04登録)
探偵・スペンサーシリーズの14作目。久しぶりにスペンサーシリーズを読んだ。あれだけ読んでいたのに、まだシリーズ作品があったんだと、本を手にしたら一気読みだった。

ある新聞社の記者が取材中に殺された。その街は、以前織物工場を経営していた人物が、賃金の安い母国のコロンビアから人を集め、いつの間にか一万三千人の街の人口のうち、五千人がコロンビア人という街になった。しかも、その工場は他の街に撤去し今はない。街は廃れ、コロンビアから麻薬ルートが敷かれたのは当然のごとく?だった。

青果市場を営む「麻薬王」は警察を買収し、街の独裁者になった。新聞社の社主から事件解明を依頼された探偵・スペンサーがその真っ只中へ敢然と乗り込む。いわば定番中の定番ストーリーだが、恋人のスーザン、相棒のホークが持ち味を発揮し、ある意味「水戸黄門」のように終末を迎える。

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