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ミステリの祭典

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目白台サイドキック 魔女の吐息は紅い
目白台シリーズ

作家 太田忠司
出版日2013年09月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 makomako
(2013/11/29 20:24登録)
このシリーズの第1作を読んだときから次が出ることを予想していましたがやっぱり出てきました。第1作の「女神の手は白い」で北小路準を何でこんな設定にしたかが疑問でしたが、この作品を読んで分かりました。
 なるほどこれがやりたかったのだ。太田さんこの作品を書くために1作目に本格物としての「キズ」をあえて作ったのですね。
 太田氏の作品ではその物語の内容より登場人物が好きで読んでしまうところがあるのですが、本シリーズの南塚君はあんまり感じが良くないね。しかも今回は北小路との掛け合いが少なくちょっと物足りない。シリーズ化するために内容を薄めたような感じでした。
 本格ものを書き続けるのは大変と思いますが、ファンとしては作者にはぜひ頑張ってもらって霞田シリーズのようなお話を作ってもらいたいのです。狩野君シリーズも書いてほしいなあ。

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