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ミステリの祭典

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乱鴉の島
作家アリス&火村シリーズ

作家 有栖川有栖
出版日2006年06月
平均点5.64点
書評数25人

No.5 6点 こう
(2009/01/03 02:53登録)
 CC物ですが別に連続殺人が次々に起こるわけでもなく、被害者候補である各キャラクターの描写もそれほど強い印象もなく印象としては地味でした。
 殺人動機がわからなくてもロジックで犯人が絞れることを重視していると思われますが二人目の殺人については個人的にはロジックもあったものではないと思います。
 また「島に集まった目的」も最後まで興味を引っ張りますが最後に明かされても正直納得いきかねるものです。作者が書きたいのであれば自由なのでしょうがもう少し受け入れやすい内容の方が読後感が良くなると思うのでその点も残念です。
 どうしても有栖川有栖のCC物だと過大な期待をしてしまいますが期待した内容と違った、というのが正直なところです。

No.4 5点 白い風
(2008/02/09 20:36登録)
犯人当てミステリとしては、動機を全く無視ってのがちょっとどうかな?
遺体の移動理由の所はミステリらしく納得できました。
島に人々が集まった理由もちょっと弱いような気がしました。

No.3 5点 おしょわ
(2007/10/12 10:00登録)
個人的感覚では6点くらいの読後感ですが、「楽しめた」というよりは「まぁ楽しめた」というくらいの感じなので5点です。
全体的にフツーな感じです。

No.2 7点 姑獲鳥
(2007/08/09 02:41登録)
ストーリーは面白いのですがトリックが少しさみしいように思えました。

No.1 7点 vivi
(2007/07/30 22:51登録)
久しぶりの火村シリーズの長編です。
孤島が舞台ではあるけれど、おどろおどろしい演出は無し。
犯罪自身はどこでも起きうるものでしたし。

ただ、この島にこの時築かれた世界の意味が、
作品全体の核になっています。
非常にロジカルな解決はいつもの通りですけど、
アクロバティックというには迫力不足だったかも(^^;

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