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ミステリの祭典

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女はベッドで推理する
人妻エリ子&独身警部補・黒沢の不倫コンビ

作家 梶龍雄
出版日1986年06月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 kanamori
(2014/05/19 00:00登録)
浮気妻探偵エリ子と独身警部補・黒沢の不倫コンビによる連作ミステリ第1弾。安楽椅子探偵とは別の意味合いのベッド・ディテクティブ・ミステリですw

ノベルズ版200ページ余りに9編も収録されており、各話が短くあっという間に読み終わってしまう。謎解きの伏線ともなっていないお色気・濡れ場シーンも漏れなく入れてきているので、ミステリの解決部分が非常にあっけなく感じる。
使われているトリックも初期作品の使い回しのようなものが散見されるし、2作目の「浮気妻は名探偵」のほうが、もう少しミステリ部分に歯ごたえがあったような気がする。
そういったなかでは、裸の女性が走っていたという児童の目撃証言から真相を導き出す「女とパンティ」がまずまずの出来かな。

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