| 日入国常闇碑伝 | 
  
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| 作家 | 詠坂雄二 | 
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| 出版日 | 2013年09月 | 
| 平均点 | 5.00点 | 
| 書評数 | 1人 | 
| No.1 | 5点 | kanamori | |
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      (2013/09/23 18:33登録) 群雄が割拠する戦乱の時代の、「日入国」という架空の国を舞台背景にした伝奇小説風の連作短編集。 本書は、5編の異世界ファンタジーというか英雄譚で構成されていて、思っていた内容ものとは随分違う。初期のミステリ作家・詠坂雄二からは想像できない歴史小説のようなものになっている。内容自体はつまらないことはないですが、歴史ものの謎解きミステリのようなものを期待していたので肩透かしの感がある。 (ジャンルを「本格」に投票されている方がいますが、本格ミステリの要素はないように思う。) ネタバレになるかもしれませんが、 作者らしい趣向は、巻末が「訳者後書」となっている点で、外国人作家の歴史小説を翻訳した体裁になっているところぐらいかな。  | 
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