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ミステリの祭典

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アイトン・フォレストの隠者
修道士カドフェル

作家 エリス・ピーターズ
出版日1993年11月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点
(2024/02/07 23:35登録)
修道士カドフェル・シリーズの第14作は、1142年10月18日、荘園主の死去から始まります。と言っても、そのことがメインの殺人事件に直接関係があるわけではなく、シュールズベリの修道院に預けられていた荘園主の息子リチャードが後を継ぐことになったために。まだ10歳の彼に起こってきた結婚問題が、事件とも絡み合ってくるという展開です。リチャードが行方不明になる経緯は、まあそういった偶然もあるだろうけれど、といったところで少々安易ですが、彼に関するその後の展開は、おもしろくできていました。
後半殺人はさらにもう1件起こりますが、犯人は特に意外とかいうことはありません。ただ、第2の殺人の動機に関する伏線には、なるほどと思えました。犯人(と言うべきかどうか)に対するカドフェルの処置と、それに対する執行長官ヒューの賛同も、時代小説だからこその説得力を持ちます。

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