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ミステリの祭典

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門前通りのカラス
修道士カドフェル

作家 エリス・ピーターズ
出版日1993年07月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2016/08/11 10:07登録)
(ネタバレなしです) 1986年発表の修道士カドフェルシリーズ第12作の本格派推理小説です。作中時代は1141年12月、新司祭としてエイルノス神父が任命されたのですがまるでケイト・チャールズのミステリーに登場するような嫌なタイプの聖職者です。あのラドルファス院長と互角のやり取りするほどの天晴れな(笑)悪役ぶりは印象に残ります。カドフェルがある容疑者の無実を晴らすことには貢献しているものの、真相が明らかになる場面ではほとんど脇役にとどまっているのは謎解きとして物足りませんでした。なお若干ながら「死体が多すぎる」(1979年)のネタバレが作中にありますのでまだ未読の人はご注意下さい。

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