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ミステリの祭典

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殺人山脈
白鳥完一シリーズ

作家 梓林太郎
出版日1988年01月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点
(2013/07/17 09:53登録)
山に絡んだ殺人、3連発。
山岳ミステリーだが、トラベルミステリーのように旅情たっぷりということはなく、あっさりしている。
事件を追うのは、警視庁捜査1課の刑事・白鳥完一と、白バイ隊員・月村の二人。山好きという共通点で結ばれた異色コンビだ。

殺人手段は凝っている。トリック的には最初のやつが面白い。他の2つはやや専門的で、そのことには惹かれるものの、すぐにトリックは明かされるので、あっけなく感じる。
凝った殺し方なのに、わくわくしないのは、すべて主人公に都合よく流れていくからなのか。中盤で3つ目の事件が起き、ちょっと寄り道。すこしは唸らされたが、ミステリーなら、あのぐらいのことはあって当たりまえ。

刑事モノなのに組織的な捜査はなく、1課内で孤立気味のアクのある刑事が、言いなりになりそうな山好きの適当な相棒を見つけて、適当に捜査しているという印象が強い。そんなところが売りなのかな。ボケと突っ込みを演じる主人公の二人も魅力のひとつ。
まあ適度には楽しめました。

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