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ミステリの祭典

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擬態

作家 永嶋恵美
出版日2012年08月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 シーマスター
(2013/05/15 23:33登録)
永嶋さんだから当然イヤミスを期待して読む。
帯にもそう書かれているし。

しかしこれは・・・・・・・・・緩々。

「転落」や「災厄」に比べると話の完成度は高くなっている気もするがインパクトが弱い。
いや、インパクトはそれなりにあるのかもしれないがスパイスが遥かに弱い。(薄い?)

読了してみれば、ミステリーとしてそこそこ巧みではあるが殺人などの凶悪犯罪があるわけでもなく、主人公の女子大生、並びに関係する若い女性達の生活描写(殆ど色気もない)が大半を占めるので読中、中だるみ感も少なからず。

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