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ミステリの祭典

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ネロ・ウルフ最後の事件
ネロ・ウルフ

作家 レックス・スタウト
出版日1984年09月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 nukkam
(2014/08/14 15:42登録)
(ネタバレなしです) スタウト(1886-1975)の最後の作品となった1975年発表のネロ・ウルフシリーズ第33作の本格派推理小説です(英語原題は「A Family Affair」です)。作者が最後の作品のつもりで書いたのかはわかりませんが内容的にはシリーズ締め括りにふさわしい趣向が用意されています。但しこの趣向はある程度シリーズ作品を読んでいないとわかりにくいので、できればシリーズ作品を沢山読んでいることを勧めます。謎解きとしては読者に対してアンフェアなのが残念です(例えばソール・パンザーがある手掛かりを説明していますが、あれは普通の読者には手掛かりとして認知できないと思います)。とはいえシリーズファン読者なら読み落とすわけにはいかないでしょうね。

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