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ミステリの祭典

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氷のような手
ペリイ・メイスン

作家 E・S・ガードナー
出版日1963年01月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 弾十六
(2020/02/02 09:29登録)
ペリーファン評価★★★☆☆
ペリー メイスン第68話。1962年10月出版。ハヤカワ文庫で読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
競馬で盛り上がるメイスン事務所、ドレイクはドーナツを頬張ります。デラはポテトと国交断絶中。「例のキツネみたいな微笑の」トラッグは電話でもペリーと親しげ、相変わらず優秀です。法廷シーンは陪審裁判、バーガーが新しい判例を作る、と最初から張り切りますが、思い通りにいかず逆上、判事に正気を保てと言われ、メイスンにも慰められます。(メイスンがハミルトンと呼ぶのは多分シリーズ初) 策略にたけた悪徳弁護士ギルモアの法廷戦術が面白く、レギュラーキャラだったら良かったのに、と思いました。(実際には本書だけの登場) 解決は唐突です。60年代メイスンは言わずもがなの説明がちょっと多い感じ。(もしかしたらわかりやすさを重視し過ぎるTVシリーズ1957-1966に関係した影響かも) 銃は38口径のレボルバー、スミス・アンド・ウエッソン製ダブルアクション6連発が登場、詳細不明です。
(2017年5月17日記載)

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