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ミステリの祭典

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出口なし

作家 藤ダリオ
出版日2008年03月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 シーマスター
(2013/04/09 23:32登録)
「いれ込めミステリー渇望症」に陥っているので、世評が芳しくないのを承知で(個人的に好みの)ソリッドシチュエーションという触れ込みの本書を手に取る。

うん、この分野が好きなら悪くはない。
まさにB級ホラーサスペンスど真ん中。ひまつぶしには最適。ポテトチップスを食べるのと同じぐらい楽しい。真相なんかどうでもいい。

作中ではしきりに映画『CUBE』を思い出させる設定みたいなことを言っているけど違うでしょう。これは明らかに矢野龍王、特に『極限推理コロシアム』の流れでしょう。

それはともかくチョット気になったのは、作中でいくつかの映画のネタバレをしていること。特に『シックスセンス』の核心をズバッとバラしているのには流石にいかがのものかと感じた。

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