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ミステリの祭典

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まちがいだらけのハネムーン

作家 コニス・リトル
出版日2010年03月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 nukkam
(2016/06/13 02:37登録)
(ネタバレなしです) 1944年発表の本書は、「夜ふかし屋敷のしのび足」(1941年)や「記憶をなくして汽車の旅」(1944年)と比べると主人公が常識人のためか、創元推理文庫版で「コミカル・ミステリ」というほどユーモアは濃厚ではありません。といっても堅苦しい作品ではなく、ケリー(何と私立探偵でした)のダメ執事ぶり描写などは十分に面白いです。本格派推理小説らしさはこれまでに読んだ3作品中では1番で、唐突感はあるのもののどんでん返しがなかなか効果的な謎解きになっています。

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