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ミステリの祭典

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うそうそ
しゃばけ

作家 畠中恵
出版日2006年05月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 まだ中学生(仮)
(2023/01/24 21:47登録)
舞台は江戸、廻船問屋兼種問屋・長崎屋の跡取り息子の「若だんな」こと一太郎は、体が弱くて伏せりがち。心配する親や手代の甘やかしぶりや気遣いときたら並大抵じゃない。でもそんな環境にあっても、若だんなは意外としっかり者。何より彼には、妖怪が見えて話ができる特別な力があった。そんな設定で、ミステリ仕立てのストーリーが展開する時代物「しゃばけ」シリーズの五作目。
地震の続く江戸から、箱根へ湯治に出かけた若だんな。誘拐されたり天狗に襲われたり、散々な目に遭いながら人間たち、そして人間ならざる者たちの抱える思いや悩みを解決へと導いていく。温かい気持ちになれる作品。

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