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ミステリの祭典

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しあわせなミステリー
伊坂幸太郎・中山七里・柚月裕子・吉川英梨

作家 アンソロジー(出版社編)
出版日2012年04月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 まさむね
(2013/02/28 23:54登録)
 タイトルからも想定しやすいと思いますが,「人の死なない」ミステリー集だそうです。ミステリー度は決して高くありません。作品ごとに感想を。
1 「BEE」伊坂幸太郎
 彼らしい「殺し屋」が登場する物語ですが,人は死にません。代わりにスズメバチが死にます(笑)。これってミステリーなのか?…という印象はありますが,軽快なタッチは健在。
2 「二百十日の風」中山七里
 読後感も良く,嫌いではないです。ただ,伏線を含めて全体的に分かりやす過ぎるかなぁ。
3 「心を掬う」柚月裕子
 個人的には初読の作家さん。登場人物が「いい人」揃いで読み心地は良かったですが,もうワンパンチ欲しい印象も。
4 「18番テーブルの幽霊」吉川英梨
 これも個人的に初読の作家さんの作品。展開もスピーディーだし,ミステリー的にもこのアンソロジーの中ではベストの印象。

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