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ミステリの祭典

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災いの黒衣
ウィリアム・モンク警部&へスター・ラターリー

作家 アン・ペリー
出版日1999年10月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 nukkam
(2015/04/11 23:49登録)
(ネタバレなしです) 1991年発表のモンクシリーズ第2作の歴史本格派推理小説で、上流階級の一族を中心にしながら使用人たちの描写にもかなりの力を入れているのがユニークです。推理としては不完全で一部の謎解きを自白に頼ってしまってはいますが、真相は非常に大胆なもので印象に強く残りました。それにしてもモンクは終盤はヘスターに主役の座、そして探偵役までも(?)を明け渡してしまったようなところがあり、今後はどうなるんでしょうね。なお作中でシリーズ前作の「見知らぬ顔」(1990年)の犯人名をネタバラシしているのは残念です。

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