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ミステリの祭典

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ドグマ・マ=グロ

作家 梶尾真治
出版日1993年02月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 メルカトル
(2013/01/26 22:10登録)
再読です。
最初に断っておきますが、タイトルが例の名作に酷似していますが、一切関係ありませんのであしからず。
さて本作品、登録しようか迷ったが、せっかく読み返したので、書き留めておこうと思う。
というわけで、ほとんどの人が興味ないと予想されるので、概要などは割愛して簡潔にまとめてみたい。と言っても、ストーリーは意外と複雑で登場人物も多いので、書こうにも書き切れない、一言でいうと、新米看護師の主人公が初夜勤で体験するある病院での一夜の恐怖の物語である。
通称カジシン、この人は基本的にホラー作家だと思うが、ほとんどの作品がホラーでありながらヒューマン・ドラマとなっているのが特徴ではないだろうか。
簡単に表現すると、人間臭いというか人間味溢れるホラーか。
本作では老婆の患者5人の活躍が、胸を熱くする。
他にも、思わず目頭が熱くなるシーンが随所に見られ、感動のホラー巨編に仕上がっている。
ラストシーンは、これまたご愛嬌である。

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