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ミステリの祭典

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八月の降霊会

作家 若竹七海
出版日1998年09月
平均点5.00点
書評数7人

No.7 6点 makomako
(2014/07/12 14:04登録)
 出だしは良い。なんだか怪しげで絶対に何かありそうで。
 実際にいろいろとおきるのだが、かなり複雑に絡み合った話なので若干わかりにくい。でもまあなかなか良いのです。
 実はこの作品は再読であって以前に読んだときにかなりがっかりしてしばらく若竹氏の小説は読まなくなっていたのです。そのことは覚えていたのですが、内容はすっかり忘れた(おめでたいことです)ためもう一回読んでみることとしたのです。解説にも再読に耐えると書いてあったし。
 最後までつきあうことだと帯にも書かれているので最後までつきあったのですが、なるほど当時の私が以後作者の小説はあまり読みたくなくなった理由がわかりました。
 本格推理として最後にどんでん返しがあるのは良いのですが、こんな方向に投げられると反則と訴えたくなってしまいますねえ。
 でも途中まで面白かったので採点は甘めとしました。最後が認められないという方は当然評価が下がると思います。

No.6 4点 眠り猫
(2005/01/10 18:36登録)
本格ミステリーだったはずなのに、途中までは楽しめたのにあの結末。
司さんの推理のまんまで良かったのにな。読後がもやもやします。

No.5 6点 なほこ
(2004/06/07 13:04登録)
最初からミステリーだと思って読んだなら怒っていたかも。
ホラーとして面白かったと思います。ラストが切なくて好きです。

No.4 6点 884
(2004/02/02 22:48登録)
 結末は角川文庫よりもむしろ角川ホラー文庫向き。
 錯綜する糸を一本にまとめてはいるんですが、カタルシスが感じられないかも。あと登場人物が増えると一人あたりの書き込みが減って人物描写が弱くなりますね。

No.3 6点 okuyama
(2002/01/15 10:46登録)
登場人物も展開も「これぞミステリ!」という感じで楽しめる。ラストでミステリではなくなってしまうけれど、面白かった。
結末をぼかして「ミステリ版」と「霊能力版」を読者が選べるような書き方にすれば、ミステリとして受け入れられるのでは?

No.2 2点 ともぽん
(2001/11/25 03:08登録)
本格ミステリとの売り文句だったのによんで見たらホラーだったので怒りまくった.それはないだろうよ。チョウジヨウ現象でおわらせないでくれよう。

No.1 5点 水母
(2001/05/23 14:12登録)
最後の最後でアゼン。これでいいのか?

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