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ミステリの祭典

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密売人
道警シリーズ

作家 佐々木譲
出版日2011年08月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 HORNET
(2015/05/10 21:21登録)
 釧路、函館、小樽の三か所でほぼ同じ日に起きた三つの不審死事件。身元をたどっていくと、3人には「道警のエスだった」という共通点があることが見えてきた。偶然だとは思えない。誰が、何のために、なぜこの日に―?
 「エス」がらみの、警察の暗部を描くのは氏のお得意。佐伯・新宮、津久井らがそれぞれに捜査を進める中で見えない糸がだんだんと明らかになっていくパターンも。その過程が面白い。
 タイトルから、てっきり麻薬犯罪のような話かと思っていたが、読み終えて本当の意味が分かった。なるほど。
 唯一、篠原学園の話は必要だったのか?違う側面から本筋に絡んでくるのかと思ってたのに…。

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