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ミステリの祭典

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業火
ケイ・スカーペッタ検屍官

作家 パトリシア・コーンウェル
出版日1998年12月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 TON2
(2012/12/25 19:31登録)
講談社文庫
 シリーズ9作目。
 宿敵ゴールトの相棒キャリーが脱獄し、スカーペッタとベントン・ウェズリーに復讐を企てます。
 男社会の中で、法医学者として一流のキャリアをつみ、高級住宅地に大きな家を構え裕福な暮らしをしているスカーペッタが鼻につきます。彼女にとって重要なのは自由であって、恋愛感情を覚える男にも、その自由の中には足を踏み入れさせない。相当に嫌な女です。むしろ下品で粗野な警官のマリーノのほうに人間的温かみを感じます。
 シリーズが進むごとに登場人物がスーパマン化し、捜査対象の殺人事件もパワーアップしています。このため現実味が薄れています。

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