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ミステリの祭典

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ケイ・スカーペッタ検屍官

作家 パトリシア・コーンウェル
出版日1997年12月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 TON2
(2012/12/19 20:32登録)
講談社文庫
 検屍官シリーズ8作目。
 絶滅したはずの天然痘と類似したウィルスが恐怖を起こします。前作では原子力発電所でしたが、だんだん敵が繰り出す恐怖がエスカレートしています。現実感がなく、シリーズも末期症状ではないでしょうか。主人公があまりに完璧で強すぎるゆえに、敵も強大でなければ釣り合わなくなっています。
 シリーズの最初の頃は、異常ではあるけれども身近に起こるかもしれない殺人事件を科学的手法により解決するというストーリーに親近感を覚えましたが、ここ2作のかの世の活躍はスーパーマンのようです。

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