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ミステリの祭典

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贄門島
浅見光彦

作家 内田康夫
出版日2003年03月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 TON2
(2012/12/04 20:22登録)
文藝春秋
 房総半島の千倉の沖にある小島、通称贄門島が舞台。豊かな海産物から、経済的にも行政的にも日本から独立した島という設定です。しかし、その豊かさを支えているのは、北朝鮮との密貿易だった。
 この作品でも、浅見光彦は密輸、殺人、密入国などを暴きますが、彼は国家権力に告発しようとはしません。
 水戸黄門や鬼平に通じる自由さですが、はたしていかがなものでしょうか。光彦自身が善悪の審判者となってしまっています。 

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