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ミステリの祭典

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ユタが愛した探偵
浅見光彦

作家 内田康夫
出版日1999年10月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 TON2
(2012/12/02 17:26登録)
徳間書店
 沖縄が舞台です。ユタとは、恐山のイタコのように、霊の言葉を聞いたり霊に話しかけたりすることができる人間のことです。
 沖縄がその歴史ゆえに、本土とは異なった文化や風俗を有しているということを光彦に語らせており、沖縄の知的観光案内となっています。
 事件は保険金目当ての殺人に関することですが、探偵役の光彦が犯罪を知りながら警察に連絡しないという場面があります。探偵が善悪を判断する「神」の立場となることについては感心しません。

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