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ミステリの祭典

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カーニバル・デイ
JDCシリーズ

作家 清涼院流水
出版日1999年09月
平均点1.00点
書評数1人

No.1 1点 TON2
(2012/12/02 17:19登録)
講談社NOVELS
 「カーニバル」の続編です。ノベルスで1000ページ、製本の限界に挑戦したといううわさもあるほどです。
 前作から、大阪城が消えただの、バミューダトライアングルでアメリカの最新鋭潜水艦が消えナイアガラの滝から出てきただの、太平洋の中央に伝説のムー大陸のような巨大な陸地が浮かび巨大津波で10億人以上の死者が出ただの・・・書きたい放題のホラ話に、どうオチをつけるのかという興味のみで読み進めました。作者は作中で「これは作り事や錯覚ではない。現実に起こったことだ。小説ならば夢オチや作者オチがあるが、現実だから何らかの根拠がある」と繰り返し書いているのです。
 しかし、そのオチたるや最低・最悪です。夢オチのレベルにさえ達していません。完全な詐欺です。
 心底腹が立ち、本を投げつけたくなりました。これはミステリーではありません。クズ本、ダメ本です。
 読むのにかかった時間を返してくれ。

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