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ミステリの祭典

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聖域

作家 篠田節子
出版日1994年04月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 TON2
(2012/11/23 00:23登録)
講談社文庫
かかわった者たちを破滅へ導くという未完の原稿「聖域」。一人の文芸編集者が偶然見つけるが、得体のしれない魅力を秘めた世界へ引きずり込まれる。この小説を完成させようと、失踪した女流作家の行方を探し求めるその男は、「聖域」の舞台である東北へとたどりつく。
ミステリーなのか、伝奇なのか、オカルトなのか、ホラーなのか、スピチュァリズムなのか、よく分からないが、不思議な雰囲気があり、そこがたまらなく魅力的です。
この作者は常に宗教というものを念頭に置いて、現代において神とは何か、宗教とはどのような意味を持つのかを考えていると思います。

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