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ミステリの祭典

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新本格ミステリの話をしよう
佳多山大地

作家 事典・ガイド
出版日2012年10月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 kanamori
(2013/01/10 12:54登録)
「十角館の殺人」から始まった新本格ミステリの25周年に合せて昨年出た評論集。綾辻行人から新鋭の円居挽までの新本格作家20人と、鮎川哲也、島田荘司ら先駆者5名についての作家論、作品論が中心となっています。

著者には申し訳ないですが、途中からは流し読みのようになってしまいました。
本書は、文庫の解説などで過去に著者が書いてきたものを切り貼りしたような編集で、系統立てて”新本格”を解析したものとは言えません。どこかで読んだような話が多く、作家によって内容の濃度にバラツキ(単にその文庫作品の解説だったり)がありました。読む者に「へえ~っ」と思わせるような新鮮な切り口の評論は見当たらなかった。

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