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ミステリの祭典

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第三水曜日の情事

作家 小池真理子
出版日1985年07月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点
(2012/10/24 09:43登録)
直木賞、日本推理作家協会賞作家の小説デビューの作品。お得意の奇妙な味系・心理サスペンス集で、ショート・ショート20篇が収録してある。
ラストには意外なオチが用意されているが、予想できるものも半分ぐらいはある。
全編みな、アメリカが舞台で、登場人物も現地人という目新しさがあり、読みやすさあり、意外性ありで、ほどほどの満足感は得られる。ただ男女絡みの暗鬱なものばかりなので、続けて読むには20篇(200ページ)ぐらいが限界だろう。いやな気分にこそならなかったが、やはりたまに読むのがいいでしょう。
全篇、きっちり10ページにまとめてオチをつけたところは評価できる点です。

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