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ミステリの祭典

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戦力外捜査官 姫デカ・海月千波
戦力外捜査官

作家 似鳥鶏
出版日2012年09月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 kanamori
(2012/11/14 11:30登録)
プロローグだけ読むと、いままでの日常の謎系のコミカルなミステリから作風を変えたシリアスな警察小説の趣ですが、主人公の萌え系娘っ子警部登場で「あぁ、やっぱり」のライトノベルです。

連続放火事件に毒ガス兵器パニックと続く展開は、多少「踊る大捜査線」風ではあるものの、しっかりした警察小説です。ただ、その部分と捜査本部から戦力外通告を受けるドジな娘っ子・海月警部のドタバタ・キャラとのギャップがかなり違和感ありますね。
海月警部のボケに対する部下の設楽刑事の適切なツッコミが面白く、このあたりの漫才風やり取りは葉山君シリーズと同じテイストです。

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