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ミステリの祭典

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ライン河の白い霧笛

作家 高柳芳夫
出版日1981年03月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 nukkam
(2012/08/13 15:47登録)
(ネタバレなしです) タイトルが紛らわしいですが1981年発表の本書は「ライン河の舞姫」(後に「『ラインの薔薇城』殺人事件」に改題)(1977年)とは全く別の作品です。小説部分のプロットには釈然としないところもあります。例えば主人公の鷹見が敵対的であることに気づきながら雇い主のヴォルフマンが解雇しないのは不思議としかいいようがありません(いくら優秀でも運転手の代わりならいくらでも見つけられそうですが)。また鷹見のキャラクターも読者の共感を得られるかは疑問です。しかし本格派推理小説の謎解きとしてはユニークなトリックが光る作品で、一読の価値は十分にあります。

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