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ミステリの祭典

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曇りなき正義
デレク・ストレンジ & テリー・クイン シリーズ

作家 ジョージ・P・ペレケーノス
出版日2001年11月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点
(2021/10/14 19:52登録)
D.C.カルテットと呼ばれる4部作を終えた後、2001年に開始された新シリーズの第1作で、主役は黒人私立探偵のデレク・ストレンジ。この作家はデビュー作『硝煙に消える』しか読んでいないのですが、本作も重厚な小説になっています。
原題は “Right as Rain”、普通「とても順調で」「絶好調で」という訳が出てきますが、本作の中では「全面的に正しい」と訳されています。デレクが依頼されたのは、黒人警官が非番の日に街角である男を銃で脅していて、顔見知りでない警察官に銃殺された事件で、その黒人警官の汚名をそそぐことです。原題は、発砲した同僚の行為には状況から見て全く問題がなかったということを意味しています。ただこれも、法律的にはともかく心理的には難しいところで、本書のテーマにもなっています。
事件のからくり自体はごく簡単に予想がつきますが、手がかりの提出の仕方はきれいに決め、最後を手堅くまとめてくれます。

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