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ミステリの祭典

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ベーカリーは罪深い
ダイエットクラブ、「デブファイブ」

作家 J・B・スタンリー
出版日2009年06月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点
(2018/01/22 00:02登録)
作者のファースト・ネームのJは、どうやらジェニファーらしいですが、本作はその作者のダイエット・クラブ・シリーズの第1作です。のんびりした田舎町、殺人事件の捜査より「デブ・ファイブ」のメンバーたちのダイエット食品に筆を費やすところなど、まさにコージーという感じの作品になっています。各章の頭には、その章で出て来る食べ物(ダイエット食品とは限らない)の成分表が付けられているという徹底ぶり。あとがきで訳者は作中の鶏胸肉のハーブ・ローストを試したところ好評だったなんて書いてあります。「つぎはナマズのボンベイ風に挑戦してみよう」というのは、材料を手に入れるのが難しそうですね。ちなみにナマズは刺身を食べたことがあり、美味です。
評も殺人事件より食べ物中心にしちゃいましたが、実際謎解きとしてはたいしたことはありません。犯人が判明した後30ページぐらいはサスペンス風味になります。

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