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ミステリの祭典

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ドーヴァー10/昇進

作家 ジョイス・ポーター
出版日1981年10月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 nukkam
(2012/04/29 14:52登録)
(ネタバレなしです) シリーズ第10作の本書は結果としてドーヴァー主任警部シリーズの最後の長編作品となった本格派推理小説で、1980年に発表されました(但し短編はこの後も書かれ、ポーター(1924-1990)の死後の1996年にはシリーズ短編集が出版されています)。シリーズ前期に比べるとどたばたは影を潜め、ドーヴァーのやる気のなさが目立つ程度です。とはいえ本格派推理小説としてはしっかり作られていて、ドーヴァーの推理はマグレガーがびっくりするほど冴えています。ドーヴァーのどたばたを期待する読者には物足りなく映るかもしれませんが。

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