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ミステリの祭典

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まやかしの風景画

作家 ピーター・ワトスン
出版日1991年12月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 蟷螂の斧
(2015/12/01 10:26登録)
裏表紙より~「イザベルという美女が、画廊主マイケルの元に一幅の絵を持ち込んだ。冴えない風景画には昔、修道院廃絶の際に消えたとされる財宝の在りかが隠されているらしい。だが、寓意に満ちた絵の解読は容易でない。しかも、何者かが既に探索を始めているという。マイケルとイザベルは、秘宝目指して旅に出た!知恵と冒険とロマンスに彩られた、胸おどる宝探し小説。」~

解説者によると、「死体のない楽しいミステリー3作」は①「シャドー81」➁「百万ドルをとり返せ!」と「本作」になるそうです。①②とも冒険?というジャンル的に未読な分野ですが、両作品とも東西ミステリーベスト100にランクインしているので、近々拝読予定。本作(1989)は、図像学に基づき、絵の謎を解いてゆくというもので、「ダ・ヴィンチ・コード」(2003)より先行しているものの、スピード感・展開力では劣っていましたね。残念。

No.1 6点 こう
(2012/04/02 01:58登録)
 ガイド本の折原一推薦で読んだ一冊です。一枚の絵に隠された財宝の手がかりを持ち主の女性と持ち込まれた画廊主が捜索するストーリーですがヒーロー、ヒロイン、敵がいる伝統的な冒険小説スタイルでした。
 問題の絵画は巻頭に入ってますが読者に隠された謎を推理する余地は全くありません。ただ絵画に対する知識がなくても主人公たちの捜索劇は楽しめますし視覚に訴えるストーリーだと思います。

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