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ミステリの祭典

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切り裂く男

作家 ウィリアム・J・コグリン
出版日1985年11月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 蟷螂の斧
(2016/05/24 18:03登録)
(タイトル・男14冊目)裏表紙(略)より~『殺人者が戻ってきた・・・ルッソー警部補は確信した。その女の死体は首から下の皮を剥がれ、腹部は縦に切り裂かれて内臓が掻き出されていた。そして全身の骨という骨が折られていた。それは数年前に犯行を重ねた、エドワード・ティーグとそっくり同じ手口であった。彼は心神喪失を認められて無罪となっていた。法が野放しにしたのだ。』~
(昔、父親と一緒に猟に出かけ、早朝の霧のなかで獲物を待ちうけていたときと同じ気分だった。)というような猟と対比させたシリアルキラーの心理が挿入されており、結構不気味な感じがしました。シリアルキラーものとして、何か特長のある作品とは思いませんが、まあ、心神喪失で無罪となる事へ疑問(社会派的なメッセージ)がこめられていることは感じました。

No.1 6点 こう
(2012/04/01 01:05登録)
 数年前無罪になった殺人鬼と無罪を勝ち取った弁護士、逮捕した刑事がメインキャストのサイコサスペンスの佳作でした。
 心神耗弱が扱われ一味違うストーリーでした。サイコパスもの特有のある程度どきつい描写はありますがさほど気になりません。エンディングは少し甘い感じもしますが。

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