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ミステリの祭典

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亡き妻へのレクイエム

作家 リチャード・ニーリィ
出版日2008年10月
平均点6.00点
書評数2人

No.2 6点 蟷螂の斧
(2013/06/24 16:14登録)
フーダニットの本格風でもあり、ハードボイルドタッチ風でもあり、広告代理店業界での競争・確執もかなり描かれるといった作品でした。サプライズだけを期待すると、裏切られる感じがするかも・・・。物語・事件の構図は良くできているのですが、それがラストのサプライズへ繋がらない(生きていない)ような気がします。要因は、主人公の1人称形式なので、容疑者側(当然複数)の心理描写があまり描かれていなかったからかもしれません。

No.1 6点 こう
(2012/02/22 23:38登録)
 20年以上前従軍中で離れていた前妻の事故死の真相を探るストーリーですが既読作品のようなあざといどんでん返しはなくどちらかというと通常本格の作品でした。ラストの真相の所にひとひねりはありますがニーリィ節を期待するとちょっと肩透かしを食らう構成ではありますが楽しめた記憶があります。

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