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ミステリの祭典

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ストライク・スリーで殺される
ハーヴェイ・ブリスバーグシリーズ

作家 リチャード・ローゼン
出版日1987年02月
平均点5.50点
書評数2人

No.2 5点 nukkam
(2016/09/07 11:01登録)
(ネタバレなしです) TVキャスターを経験したこともある米国のリチャード・ローゼン(1949年生まれ)が1984年に発表したハーヴェイ・ブリスバーグシリーズ第1作は野球界を舞台にした本格派推理小説とハードボイルドのミックスタイプです。米国や日本では野球はよく知られているのでそれほど問題ないのかもしれませんが特に25章から26章にかけての説明は野球を知らない読者には難解過ぎると思います(それ以前に野球選手だらけの登場人物リストでげんなりするかもしれません)。推理の要素が少ないので謎解き重視の読者はお気に召さないかもしれませんがストーリーテンポは軽快で読みやすいです。

No.1 6点 こう
(2012/02/17 00:00登録)
 スポーツミステリの佳作です。
 メジャーの架空球団のリリーフエースが殺され親友のレギュラーセンターが主人公で犯人を捜査してゆく、という変わったミステリでした。主人公は軽口の私立探偵風に描かれとてもシーズン中の野球選手には見えませんが探偵役はしっかり勤め上げてます。作品も大リーグらしい描写がうまくされていて野球に多少興味があれば楽しい本だと思います。殺人動機は優秀とは思いませんが作品にはマッチしているのでいいと思います。
 ただ野球に全く興味がないとつまらないと思います。

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