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ミステリの祭典

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警官の条件
警官の血シリーズ

作家 佐々木譲
出版日2011年09月
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 HORNET
(2011/12/03 22:14登録)
 前作「警官の血」の3代目、安城和也を主人公としたシリーズ2作目。前作で、上司・加賀谷の暗部を告発する役目を務め、辞職に追い込んだ和也が、捜査一課の係長に抜擢され、薬物ルートの摘発に取り組むことに。しかし、大きく様変わりしてきた麻薬ルートに対応できず、威信が失墜しつつあった警視庁がした決断は、加賀谷の復帰。加賀谷は一課としのぎを削る五課につくことになり、先を越されまいとやっきになる和也だったが・・・
 ミステリというよりは警察小説。謎解きが主体ではないので、そういう意味での評価は高くないかも。しかし、和也と加賀谷の交錯する思い、衝撃(でもないかな?)の結末と、読み応えは十分。読後の満足感はかなり高かった。

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