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ミステリの祭典

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さよなら、そしてこんにちは

作家 荻原浩
出版日2007年10月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 シーマスター
(2011/11/30 22:36登録)
さらっと読ませる「軽い笑いと少しのホロリ感あるいは脱力感」の短編集。
さらっと書いているように見えるが、いろいろな世界・・・葬儀屋、スーパーマーケット、イタリアの家庭料理等々についてかなり詳しい描写がなされている。一つならともかく多種多様の業界内部の詳情を背景にした物語を惜しげもなく短編でホイホイと書き放つ・・・こういうところがこの人や奥田英郎は本当に凄いと思う。まぁ二人とも広告代理店勤務とコピーライターを経ている、というのが大きいんだろうけどね。


個人的なベストは「ビューティフルライフ」・・・一番笑えた。まとめはベタだが。
次が最終話の「長福寺のメリークリスマス」・・・二番目に笑えた。この話の主人公のビジュアルイメージ、これは海老蔵さんでキマリ・・ではないですかね?

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