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ミステリの祭典

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太閤殿下の定吉七番
定吉七番

作家 東郷隆
出版日1988年10月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 kanamori
(2018/02/03 21:41登録)
大阪で見つかった太閤秀吉の黄金の隠し財宝が忽然と消えた。東京の秘密組織”NATTO”の関与を疑う大阪商工会議所は、殺人許可書を持つ秘密諜報部員・丁稚の定吉を捜索に送り込むが-----。

”なにわの007”こと、定吉七シリーズの第5弾。
時事ネタを材料にしたパロディと、社会風刺のギャグの部分は、さすがに今読むとピンとこないというか、意味不明なところも多いのですが、松竹新喜劇風のユーモアが愉しいシリーズです。また普通だとドタバタ喜劇で押し通してしまうところを、よく読むと活劇シーンなどは意外と真面目になっていることが分かりますね。

同系統のパロディ・ミステリ「オヨヨ大統領」シリーズが今月復刊されるらしい。定吉七番シリーズもどうかな?(こっちはちょっと難しいか)

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