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ミステリの祭典

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ディミティおばさまと村の探偵
優しい幽霊

作家 ナンシー・アサートン
出版日2011年09月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点
(2023/08/05 10:28登録)
原題はただ "Aunt Dimity : Detective" で、邦題の「と村の」の部分はありません。原題からだと、ディミティおばさまが探偵であるようにも受け取れますが、そうではなく、探偵であるのは別人です。最後まで読んでみると、原題の意味はそういうことだったのね、と思えます。
前作では、コージーらしくないサスペンス要素が多かったのですが、そのためにはロリは住んでいるフィンチ村を離れる必要がありました。ところがこのシリーズ第7作では、フィンチで嫌われ者のおばあさんが殺される事件が起こるのです。最近起こった犯罪と言えば「牧師の書斎から古ぼけた目録一式が盗まれたこと」(『ディミティおばさまと古代遺跡の謎』)だけの「眠気をもよおすようにのどかで、おだやかな水たまりのような」村で。
そんな事件にもかかわらず、やはり最後はほのぼのとした結末になっているのが、このシリーズらしいところです。

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