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ミステリの祭典

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ディミティおばさま幽霊屋敷に行く
優しい幽霊

作家 ナンシー・アサートン
出版日2011年03月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点
(2022/04/01 20:58登録)
このシリーズ第6作では、ディミティおばさま以外にも(たぶん初めて?)幽霊が登場します。いや、登場というほど明確な形にはなっていないでしょうか。ロリが幽霊は怖くないと言うのも、おばさまを知っていれば当然。この設定でおばさまをどうやって登場させるのだろうと疑問を感じながら読んでいたのですが、その疑問を忘れたころになって、そう来ましたかというところです。
幽霊屋敷といっても、実際にはカーのようなタイプのところもあり、幽霊は本物なのかどうかが問題になります。また、プロローグではロリの車ががけ崩れに合いますし、秘密の通路が出てきたり、最後には他の登場人物ですが戦闘アクションもあったりということで、これまで読んだ3冊の中では最もコージーらしくない、サスペンス色の強い作品になっています。真相がまた意外というか、ほのぼの系からは程遠いもので、驚かされました。

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