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ミステリの祭典

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奥能登呪い絵馬
滝連太郎シリーズ

作家 山村正夫
出版日1988年12月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2011/08/23 17:58登録)
(ネタバレなしです) 1988年発表の滝連太郎シリーズ第4作で、当時の作者が力を入れていた伝奇本格派推理小説です。能登の義経伝説が作中で取り上げられていますが伝奇本格派の要素はそれほど強くなく、普通の本格派推理小説の印象を受けました。人間消失や密室といった不可能犯罪を扱っていますが最終章で滝が開設している通り、「推理小説ファンが聞いたらさぞかし怒るに違いないちゃちなトリック」頼みです。全体として展開が遅く、登場人物関係が非常に複雑で読みにくいのも辛かったです(自分で登場人物リストを作ることを勧めます)。それでも安直なハッピーエンドで終わらせず、余韻の残るエンディングにしているところはさすがです。

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