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ミステリの祭典

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裏切りの第二楽章
白沼警視&結城鉄平シリーズ

作家 由良三郎
出版日1987年08月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 kanamori
(2011/09/13 22:48登録)
初期の”音楽ミステリ三部作”、白河警視&結城鉄平シリーズの第3弾。
第1作と同じ現場・地方都市の市民会館ホールで、アマチュア弦楽四重奏団メンバー内の毒殺事件を扱っていて、密室がらみの毒殺トリックを中心に、ダイイング・メッセージや暗号などを取り混ぜた愚直なまでの本格編でした。
音楽の素養が全くない身にとっては「ドビュッシーの弦楽四重奏第二楽章におけるバイオリンのピチカート」といわれてもピンとこない訳ですが、そうでない人には「おおっ!なるほど」のトリックかもしれません。

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