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ミステリの祭典

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なぜ絵版師に頼まなかったのか

作家 北森鴻
出版日2008年05月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 makomako
(2011/07/31 07:42登録)
北森氏得意の連作。話は明治初期の東京大学雇われ外国人に仕える冬馬が中心となって周囲におきる事件を順々に綴っていく。はっきり言って推理小説としては若干弱いところがあるが、作者の巧みな筆により昔学校で習った(と記憶する?)有名外国人たちがそれぞれが極めて特徴的でもあり、日本と日本文化とんでもなく愛していたことがほほえましく描かれている。愛すべき小説でした。

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