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ミステリの祭典

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極点飛行

作家 笹本稜平
出版日2005年06月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 kanamori
(2011/07/07 18:21登録)
南極にある観光基地とチリ最南端の町との間を飛び回る航空輸送機の日本人パイロットを主人公にした謀略冒険小説。
山岳、海洋ときて今回は航空冒険小説なわけですが、極寒の地という魅力的な舞台設定を充分活かしきっていない感じがする。道具立ても、ナチスの残党、隠された黄金伝説、CIAの陰謀など盛りだくさんなのが裏目に出て、焦点がぼけてしまった。
前2作と比べると緊迫感の欠けた凡作と言わざるを得ない。

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