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ミステリの祭典

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あの手この手の犯罪
ロバート・L・フィッシュ編

作家 アンソロジー(海外編集者)
出版日1982年04月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 kanamori
(2011/06/19 17:47登録)
アメリカ探偵作家クラブ(MWA)会員作家によるテーマ別年刊アンソロジー第1弾。編者は、シュロック・ホームズや殺人同盟シリーズなどのユーモアミステリでお馴染みのロバート・L・フィッシュ。

収録25編のなかでは、スタンリイ・エリン、ウィリアム・ブリテン、エドワード・ホック、ヘンリイ・スレッサーなど、短編の名手といわれる有名作家の作品がやはり一歩抜きんでているように思える一方で、初読の作家で「これは!」と言えるものがなかったのは残念。
個人的ベストは、再読ながら”奇妙な味”テイストの傑作・エリン「最後の一壜」。この世に一本しかないワインを巡る復讐劇の手段はある程度見当がつくが、その後のラストのツイストが鮮やか。準ベストはマーガレット・ミラー「マガウニーの奇蹟」か、スレッサー「速習記憶術」。

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