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ミステリの祭典

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アール・グレイと消えた首飾り
お茶と探偵シリーズ

作家 ローラ・チャイルズ
出版日2006年12月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 nukkam
(2014/04/29 17:52登録)
(ネタバレなしです) 2003年発表の「お茶と探偵」シリーズ第3作は謎解きに関してはシリーズ作品中でも異色のプロットです。殺人事件は発生しますが実質的には怪盗探しなのです。殺人の場合なら一応は動機のありそうな容疑者に的を絞って捜査することに不自然さを感じないのですが今回の場合はそれさえなしの行き当たりばったりの捜査に無理があり、誰が犯人でもどうでもいいように感じてしまいました。文章のセンスのよさは相変わらずでコーヒー派の私でもこのシリーズを読むと紅茶に浮気したくなります。アール・グレイ(紅茶ではなくセオドシアの飼い犬の名前です)が介護犬と番犬の両面で大活躍(スーパー過ぎ!)しているのもなかなか見ものです。

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