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ミステリの祭典

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石の繭
警視庁捜査一課十一係

作家 麻見和史
出版日2011年05月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 初老人
(2015/06/22 20:10登録)
明かされた真相のいくつかには確かに光るものもあり感心させられたのだが、所々作者が物語を自分の都合の良いように解釈して整合性を取ろうとした結果良く出来たお芝居のような感じがしてしまうのは頂けなかった。
そんなに全ての事に辻褄を合わせて決着させなくても良かったのでは、と思う。だがその分この本一冊にかける意気込みのようなものが伝わってきたのも確かで、逆に次作以降に期待を持たせるように作られている。十分水準に達している印象を受けた。

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