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ミステリの祭典

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殺人現場へ二十八歩
ホテルディックシリーズ

作家 都筑道夫
出版日1986年08月
平均点5.00点
書評数2人

No.2 5点 虫暮部
(2024/01/17 12:01登録)
 文庫版解説に倣って都筑道夫作品を構成要素に分解すると、①ストーリー。謎と論理のエンタテインメント。②小道具への興味、諸々の薀蓄。役に立たない物事について実に博識。③下町の風物の活写。多分にノスタルジックではあるが、もはや良くも悪くも作者の看板。
 なまじ②③で巧みにページが埋まってしまうせいで、本書では①のミステリ部分がなおざりにされている気がする。“新しいアイデア” と言う感じが全然しない。

No.1 5点 spam-musubi
(2011/04/18 10:19登録)
浅草のあるホテルを舞台とした、ホテルディック(ホテル探偵)シリーズの第一歩。
この作者らしい切れのある短編集だとは思うが、1つのホテルで
これだけ連続して人が殺されるってのはちょっと怖いかな、と思ってしまった。

浅草という場所を意識しているのだと思うが、粋な登場人物が多い。

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